「練りもの」とは
「練りもの」とは、魚肉や肉、豆などの食材をすりつぶして練り合わせ、成形してから加熱調理した食品の総称です。
練りもの主原料は魚のすり身。魚のすり身は良質なタンパク質を含んでいます。
タンパク質は筋肉や骨・血液の素になるなど心身共に健康的に生活するうえで必須な栄養素の一つ。
のちに腸内で様々なアミノ酸に分解・吸収されます。
その中でも必須アミノ酸は1種類でも少ないと体内での吸収率や効率が発揮しにくくなると言われています。
原材料の魚のすり身に含まれるたんぱく質を構成しているアミノ酸は必須アミノ酸バランスの理想に近いので、
これを多く含む練りものは体内での吸収や利用効率のよい食品といえます。
日本料理においては、特に魚のすり身を主原料とする練りものが一般的であり、かまぼこ、ちくわ、はんぺん、さつま揚げなどが代表的な例です。
代表的な練りもの
1. かまぼこ:白身魚のすり身を成形し、蒸し上げたもの
2. ちくわ:魚のすり身を竹や金属の棒に巻きつけて焼いたもの
3. はんぺん:魚のすり身に山芋や卵白を加え、ふわふわの食感に仕上げたもの
4. さつま揚げ:魚のすり身に野菜などを加え、油で揚げたもの
調理方法で食感や風味の変化を味わう事ができるのも特徴です。
また海外では「SURIMI」と呼ばれています。